ロシア独立系メディア:ASTRA

ロシア軍機がベルゴロド州にさらに2発の航空爆弾を落下させた、ASTRAの情報筋

5月21日、シェベキノでFAB-250が発見された。同じ日、ネチャエボ村の近くの畑でもう1発の種類不明の航空爆弾が見つかった。どちらの場合も負傷者はいなかった。

5月4日にロシア軍機がベルゴロドにFAB-500を投下し、7人がけがを負い、31の住居と10台の車が破損した。
このように、過去3か月間でロシアはウクライナ領とロシア側の地域に合わせて55発の航空爆弾を投下した。さらに「ドネツク人民共和国」で約40発の不発弾が残されており、解体できずにいる状況がASTRAの調査でわかった。

当局はこの事実を隠そうとし、隠せない場合は「爆発物の不始動」と呼んでごまかそうとする。なぜこのようなことが起きているのかについての明確な答えはない。

「このような事故が、飛行機への武装手順のミスなのか、あるいは任務中の乗員の誤操作なのかを確認することは不可能だ。おそらく両方の要因が組み合わされているのだろう。このような事例の増加は、ロシアの前線での航空要員と地上要員の疲労を示しており、訓練不足も影響していると思われる」と英国防省は以前から指摘していた。

「防衛省は、ウクライナ軍の支配地域上空での航空機の使用を恐れている。ウクライナ領内の目標を爆撃しつつ、対空防衝の射程に入らないよう、爆破性の航空爆弾に「翼」のようなグライドモジュールを装着するようになった。これによりベルゴロド上空から投下された爆弾がウクライナ領内の目標まで滑空できるようになった」とベルゴロド地元メディア「Pepel」は伝えている。