2021年12月に日英エンジン共同実証事業が合意されたが、今どうなってると思う?
結論から先に書くと、事業としてはスタートできないで保留状態になっている 

国家間で合意したことでも、合意したから即実行できるわけではない
何を目的とさて、何を実証する目的で、日英の役割を決め、日英共同で計画立案して予算を付けないと事業がスタートできない
日英エンジン共同実証は計画立案する前のとこで話が止まってしまっている

まして防衛省に取得方法の情報提供に応じたくらいでは決定なんかではない
情報提供なんて海外企業だってやっている
防衛予算で開発する事業は、必ず防衛政策で開発の決定、事業化の為の計画立案して予算を付けないと開発はスタートできない
これは次期戦闘機だろうと、練習機だろうと政治・行政の手続きは全く変わらない
その手順が無い話は100%デタラメな主張と見做してよい

で、練習機選定はどの段階まで来たかというと、防衛政策での決定の手前まできている
事実上、欧州機採用の可能性を日米共同宣言で否定してしまった
全ての可能性を公平に審査する建前なら、例え出来レースでも日米共同宣言に盛り込むなんてしない
大筋で日米合意しており、細かい取り決めをして正式決定手前の段階