ウクライナが戦争でつまずく中、キエフと西側諸国は調整に苦慮 わしんとんぽすと 2024/05/30

キエフと米国を含む西側支援国との間に激しい亀裂が生じている。
ウクライナの指導者らは、戦争が悪化するなかでも米国の政策立案者が汚職撲滅にさらに力を入れるよう圧力をかけるなか
ロシアの攻撃に対するウクライナの対応能力を米国が制限していると不満を強めている。
一方、欧州と米国の当局者は戦場の流れを変える戦略をめぐって口論している。

ゼレンスキー大統領の怒りはホワイトハウスだけに向けられているわけではない。キエフの外交官やその他の当局者は
大統領がここ数週間でワシントンに最も近いとみられていたウクライナの高官数名を解任したと指摘している。
今月初めの訪問中にアントニー・ブリンケン国務長官がキエフのバーでギターを演奏し、支持を示すために
「ロッキン・イン・ザ・フリー・ワールド」を演奏したことを受けて、ゼレンスキー氏に近いウクライナ当局者の多くは
その演奏を無神経だと非難した。
新たな亀裂は毎日のように生じているようだ。水曜日、米国当局者は、ウクライナが自国の兵器を使って、通常兵器による
防空と西側諸国による核発射の早期警戒を行うロシアのレーダー基地を攻撃したことについて、米国がキエフに懸念を表明したと述べた。
//www.washingtonpost.com/national-security/2024/05/30/ukraine-us-strategy-disagreement-corruption/