米戦略国際問題研究所(CSIS)は5日に公開した報告書「超国家的脅威プロジェクト」で、
中国が速いペースで海軍を増強する中で米国の海軍力は弱まっているとし、
「日本・韓国のような同盟が中国の数の優位を克服するのに助けになる可能性がある」と分析した。



研究陣は中国の造船能力(shipbuilding capacity)が米国の約230倍という米海軍の資料も引用した。
中国が戦争で損傷した艦艇をさらに迅速に修理し、代替艦艇を迅速に建造できるとも指摘した。



研究陣は中国海軍が規模と技術で米国を速いペースで追い上げている警告した。
米海軍情報局は2020年、中国艦艇の品質が米国艦艇に近づいていると評価した。
垂直発射台(VLS)数も中国が2027年に米国を上回ると予想した。



研究陣は「中国が現在の速度で艦隊を拡張して米国が造船産業を活性化しない場合、
国家間戦争、特に長期間の強大国戦争で中国の勝利の可能性が高まるだろう」と警告した。