>>174
現代の農耕技術では農民が不足することはないし、生産量も無尽蔵に増やせるといっていい

ただ、生産量を無尽蔵に増やせば農作物の価格が暴落していくから、どの国の農家も出来るだけ少なく作ろうとしているわけ
この典型的な例が制裁を受け輸出入できない北朝鮮の農業で、農民は少なく作り価格を最大にしようとしているし、小売は食料を買い占めて価格を釣りあげようとしているから、農民に自由に売らせたり自由市場にして小売の買い占めを許すと、たちまち飢饉が起こる

その逆がアメリカなどの先進国で、国内需要を超えていくら生産しても強制的に買わせられる従属国を多数持っているから、過剰生産に対して余裕がある
ウクライナも基本的にはこの立場で、ポーランドやブルガリアなどの国民の反発にも関わらず、独仏などがこれらの小国を権力で抑えてウクライナ農業を優先している状況
ただその結果、ウクライナの農民はより高く売れるものだけを売ろうとしているから、農作物の選定の集中が起こり、大麦のように非効率的な商品の生産は大幅に減っている