自助グループのメンバーの一人は、「火災の件数があまりに多く、それぞれの消火活動をしている間に、別の場所に燃え移っているという状況です。しかし、それでもできる限りのことはしました。わたしたちは眠れるときに、順番に数分ずつ寝ました。土の上で、呼吸器に煙を吸い込んだままです。それ以外に方法はありませんでした。皆、目も煙で腫れていました」と話している。
住民らはショベルや背負い式水のうなどで消火にあたった。まだ地面に溝を掘って、火災の拡大を防いだ。ソーシャルネットワークでは、「これは、もう考えられない状況です。消火に当たっている人たちの長靴が溶けているんです。住民が自分たちで消火活動を行なっていて、有害な空気を吸い、自分たちの住宅や財産を火から守るため、懸命に火災と戦っているのです。ここで起きているのは本当の戦争です」という書き込みが見られる。
現在、ヤクーチヤに滞在している「ロシアボランティア協会」のコーディネーターを務めるドミトリー・クプリヤノフ氏は、「機材も人も不足している」と断言している。