>>732
そりゃ変更したよ ミッドウェー海戦で変更したし、ガダルカナルで暗号書が奪取された後にも換えた ところがそれでも海軍の暗号は米軍はもとより帝国陸軍と比べてもお粗末で、米軍に奪取された疑いがあると認識されていた暗号書でGF長官の予定を打電した為に2時間で解読されて山本長官を撃墜されている
開戦前から米国の外交暗号やイギリスの軍事暗号の解読に成功していた陸軍は43年に入る頃には証拠を挙げてお前達の暗号は解読されていると海軍に警告してたのだが改まらず、陸軍が43年半ばに中央情報部を設置して海軍の暗号の指導に乗り出すんだが、海軍乙事件で再び暗号書を奪取された上に関係者が暗号書取られた事をしらばっくれると言う事件が起こる有様で解読はほぼ全期間続いていた
海軍関係者でも暗号を信じなくなった提督はおり、キスカ撤収に成功した木村提督はソロモンでの経験から暗号が破られていると確信しており、作戦に関わる情報を無線で打たない事を徹底して撤収作戦に成功している
レイテ沖海戦では直前の10/10〜10/15にかけて乱数発生ルールを乱数表から陸軍が戦前から使っていた無限乱数に変更するなど陸軍中央情報部の指導で改善した新暗号に切り替えており捷号作戦全期間を通じて暗号解読はされなかった この新暗号はかなり長期間破られなかったので続く礼号作戦や北号作戦の成功に繋がる
しかし大和の天一号作戦の頃には解読されるようになっており大和の出撃は筒抜けだった
帝国海軍の暗号がいつ頃何が使われて当時どの程度の解読率だったかは米海軍が公開している解読資料から調べる事が可能で根気よく調査した資料が昨今出版されているね
陸海軍で輸送船用暗号や潜水艦用暗号、陸軍と情報共有するための共有暗号など非常に沢山の種類の暗号が運用されて次々変更されていった 44年になると平均して一月の周期で変更しているんだけど、それでも解読されちゃうんだから米軍の解読班の能力は凄いね 日本海軍と違って物凄い人数と機材で解読してたんだ
概ね日本陸軍は海軍の10倍の人員で暗号解読やっていて米海軍はその更に10倍以上の人数をかけてやっていた 
諸外国や日本陸軍と比較しても日本海軍は戦争を舐めていたのかってレベルで暗号解読や防諜に関与していた人員数が少ない