>>764
まず用語を分かってないから左遷されたとか筋違いの事を言っているんだと思うが、日清戦争後に坪井が就任した常備艦隊司令長官とは所謂連合艦隊司令長官の事なので現場の最高トップだよ どこが左遷なんだ?
この時代は平時が常備艦隊で戦時になると他の補助艦隊とくっつけて連合艦隊とする建て付けだったので、常備艦隊司令長官がそのまま連合艦隊司令長官になる
なので坪井は日清戦争の功績を認められて(実際に人事権を握っていた山本権兵衛はこの時期に坪井を絶賛している)、近い将来に予想されるロシアとの戦争に備える常備艦隊司令長官と言う海軍最大の重責を担い対露作戦を任せられていた もし坪井が日露戦争まで生きていれば軍令畑で重要なポストについて日露戦を指導した事は疑いない
しかし坪井はこの常備艦隊司令長官時代に体調を崩した 最後のポストが横鎮長官なのは陸上の強度の低いポストで健康を回復して貰い再び対露作戦立案に復帰する事を山本が期待したからだとされるが、海軍が寄せた期待にも関わらず坪井の寿命は尽きてしまった 同様に陸での対露戦を検討し続けて精魂尽き果てて急死してしまった川上と似た様な印象を受けるな
なお常備艦隊が廃止されて連合艦隊が常置されたのはワシントン会議以降 東郷連合艦隊の日本海海戦での大勝利の栄光の影で坪井の様な日清戦争で活躍した提督達の影は薄くなってしまい戦前の段階から坪井は国内でも海軍を良く知る人ぞ知る名提督だった