遅延すると開発費が高騰するのは追加の技術開発費と技術者等を雇い続ける人件費が嵩むから
イタリアやスウェーデンはイギリス国防省自身が掲げた就役時期に明らかに間に合わない計画を出してきたら、開発費が予想を大きく上回るのは確実だから
F-2開発だって見積もり時にはなかったFBW関連の開発とそれによる遅延で開発費が見積もりより高騰した

イギリスが2030年代中頃に就役を掲げながら、明らかに間に合わない実証機製作やエンジン共同実証をやると言い出したら
イギリス国防省が出すコスト見積もりはほとんど根拠がないものと伊瑞政府・軍当局に断定された
イタリアが日本の次期戦闘機に乗ることを選択したのは、エンジンや機体に関する技術開発は完了していたから
リスクは戦闘機という製品開発に関するリスクだけだった
それに対してイギリスは技術開発が不十分で、既に間に合わないのが確定なのでリスクが高いと判断されはる
開発費も日本は「我が国主導」を掲げて既に予算を付けて開発を進めていた
例え失敗してもイタリアが被る損失はFCAS(テンペスト)より遥かに小さいものだった
イタリアにとってはカスタマイズ権と国内生産の権利を獲得できれば、FCAS(テンペスト)や仏独西FCASより遥かに好条件だった

イギリス国防省も伊瑞が不同意なら代替案を探すしかなくなった
設計に関する権利はなくてもカスタマイズ権と国内生産権があるGCAPが最良の代替案だった
しかも、有人戦闘機の開発費は大部分日本が負担するので開発費負担でも有利なので、日本の次期戦闘機を共通機体として受けいれた