>>563
>北朝鮮は気候が厳しい上に土壌が痩せていてまともに米が作れないからなぁ

それでも冷戦期には中ソ両方からの援助でせしめた発電所や窒素肥料工場プラントや大量の化学肥料を使って
高収穫量の飼料用トウモロコシを集中栽培する事で、どうにか人民の腹を満たせていました。

しかしソ連が崩壊すると当然の事ながら無償援助も止まって外貨でないと物を売らなくなった為、発電所や肥料工場も
電力不足やメンテ不良で次々稼働停止。

しかも飼料用トウモロコシは高収穫量の代わりに大量の肥料が必要であり、肥料をロクに使わないまま栽培すると
あっという間に土地が痩せて来年度以降の収穫量が激減する事に。

こうして主食の飼料用トウモロコシの収穫高が９０年代に激減した事で、上朝鮮内では飢餓が蔓延し一説には
数百万人単位の餓死者を出したとも言われています。

なお上朝鮮が食料の次に化学肥料を韓国に大量に対北援助として要求し続けたのも、トウモロコシ畑に使う為。

痩せた土地でも大量の肥料が入手できれば、その年のトウモロコシの収穫量は大きく増えるのだから、喉から
手が出るほど肥料が欲しかったでしょうね。　しかも援助なら貴重な外貨使わずタダで貰えるのだから。