「日本育ち」体操男子ユーロが億万長者に パリ五輪でフィリピン初2冠、ラーメン一生分も (産経 8/6)

パリ五輪の体操男子で、フィリピンのカルロスエドリエル・ユーロ(24)が2冠を達成した。
2016年から7年間、日本で学んだ体操選手は、3日の種目別決勝の床運動で全競技を通じてフィリピン男子初の金メダルに輝くと、4日には跳馬でも優勝。
フィリピンは沸き返り、政府や企業が現金や別荘などをプレゼントすることを相次いで表明している。

フィリピンのマルコス大統領は「歴史的快挙を目にした」とユーロの活躍をたたえた。
スポーツ選手育成を目指した法律に沿って、金メダルを獲得したユーロには1千万ペソ(約2500万円)が供与される。
比紙スターによると、国会下院は600万ペソ(約1500万円)を贈る方針を決めた。
金メダリストに対する免税や生涯年金などの優遇措置の導入も検討しているという。

民間企業も熱をあげる。 不動産大手メガワールドは、首都マニラ南東に開発中の豪華コンドミニアム1棟を贈呈すると発表。
同社が今年、設立35年を迎えるのにあわせ、不動産と現金で合計3500万ペソ(約8750万円)分をプレゼントすると宣言した。
ラーメンを一生無料で提供すると表明した日本食店、身体検査を無料にすると申し出た病院もある。

マニラ出身で7歳のときに体操を始めたユーロは、13歳でフィリピン代表の合宿に参加。
日本体操協会から派遣されていた釘宮宗大コーチとの出会いをきっかけに、16年に来日した。
帝京大などでトレーニングを積み、19年の世界選手権の種目別床運動で優勝したほか、21年には跳馬でも世界選手権を制覇し、昨年帰国した。

フィリピンの金メダル獲得は2人目。第1号は、東京五輪の重量挙げ女子55キロ級で優勝したヒディリン・ディアスだった。
==================
フィリピン初の男子金メダリストは一夜にして国民的英雄&大金持ちに。

しかしその類稀な才能もフィリピンにいたままだとおそらく引き出せないまま埋もれていたでしょうな。