第213回国会 衆議院 外務委員会 第10号 令和6年5月10日 議事録
008 黄川田仁志 委員質問 抜粋
ttps://kokkai.ndl.go.jp/txt/121303968X01020240510/8
”日本の企業の努力もありまして、IHIがXF9を二〇一八年に開発して防衛装備庁に納入されております。
このXF9においては、当時、最高のエンジンだというような触れ込みでございました。
 このGCAPにおきましては、ジェットエンジンの開発は、IHIに加えて、イギリスのロールス・ロイス、イタリアの
アビオエアロが参加することになっていると聞いております。
 私は、IHIの血のにじむような努力に報いるためにも、XF9を採用するか、若しくは、IHIが主導で、XF9の
技術開発の経験を基にジェットエンジンを造っていくということをしっかりとやるべきだと考えておりますが、防衛省
の御所見をお願い申し上げます。”

009 弓削州司 審議官 政府参考人答弁
ttps://kokkai.ndl.go.jp/txt/121303968X01020240510/9
”○弓削政府参考人 お答え申し上げます。
 次期戦闘機のエンジンの開発におきましては、開発コストやリスクを分担しつつ、優れた性能のエンジンを開発
するため、日英伊三か国それぞれの優れた技術を結集して共同開発することとしております。
 その上で、我が国では、これまでに、XF9エンジンの試作を通じまして、大推力とコンパクト化を両立するための
エンジン技術を実証しております。XF9エンジンは、技術の実証と技術課題を洗い出すことを主眼に開発され、
重量等の点からそのまま次期戦闘機に搭載することはできませんが、得られた知見や教訓は今後開発される
次期戦闘機搭載用エンジンに生かされるものでございます。
 こうした取組を踏まえ、国内の企業に十分な技術が蓄積され、日英伊の共同開発を主導できる技術レベルにある
と考えており、これまでのエンジンに関する技術や経験を踏まえまして共同開発に取り組んでまいります。”