ウクライナ軍、トヨタミライを水素爆弾に変えロシアへ攻撃 1

ウクライナ寄りのニュースメディア「ユーロ・マイダン」は、ウクライナ軍が7月に行った攻撃で、トヨタの燃料電池車「ミライ」を利用したと報じた。水素タンクを利用し、小型の水素爆弾として利用したという。

記事によるとウクライナ軍は、ロシア軍の防衛拠点を攻撃するため、トヨタ ミライの水素燃料電池を転用し爆弾を製造したという。場所はウクライナ北部、ヴォフチャンスクの町だ。

ロシア軍は同地南部での攻勢に失敗し、町の北にある工場を利用した拠点まで退却していた。

町を見下ろす高台に位置しており、ウクライナ軍としては空爆や通常のドローン攻撃が困難だと考えていた。そのため、別の方法を模索する必要があったという。

そこでウクライナ軍は、壊れたミライから部品を回収し、即席の爆弾を製造した。ミライの水素燃料電池を使用し、重量200キロの爆弾とした模様だ。

米自動車メディアのドライブ誌(8月12日)は、強力な爆発波、火球、破片、そしてキノコ雲を生じる能力があり、航空爆弾に匹敵する破壊力を持っていたと伝えている。

ドライブ誌は、燃料電池車の水素タンクの爆発は本来なら悪夢だが、ウクライナ兵たちがロシア軍に対する「有益な手段」として使用し、「ある意味では史上最小の水爆」が出来上がったと報じる。