>>404
>人気がないものを国費でサクラ雇って支えていたら国費が尽きたらそうなるだけだわな。

既存の紙媒体の漫画と違い、スマホ配信を大前提としたウリナラウェブトーンは、理論上は全世界数十億台のスマホを
プラットホームとして展開できる事になるから、日本の漫画が全く未開拓なその分野を先んじて掌握してしまえば、
今後絶対的な優位を獲得できると皮算用していました。

実際今までスマホで漫画を読んでいなかった海外層にもその手軽さが受けたし、サブスク化する事によって作品1本辺りの
閲覧コストも大きく引き下げられました。

こうして漫画のスマホ配信に関しては、日本を圧倒的に引き離す事に成功しましたが、問題は質の向上が伴わなかった事。

いくら国や会社が金を投じても、傑作やヒット作を安定して描き続けられる一流作家の育成にはそれこそ十年単位の
時間がかかるし、そこに至れる者もごく限られています。

しかしかの国のいつもの流れで、急成長分野と見るや後発の企業が続々と参入してたちまち供給過剰になるし、そうなると
本来連載の域に達しない未熟な作家でも青田買いしてデビューさせ、執筆に十分な時間も与えません。

これでは規模の拡大に質の向上が全く追いつかないし、引き出しの少ない凡庸な作家だと、連載を続ける内にあっという間に
ネタを使い果たして詰む事に。

こうしてせっかく開拓した市場に駄作凡作が溢れると、最初は物珍しさから目を通していた顧客の目も遠のき、やがて
高度成長も止まり過当競争による収益の著し低下へと至る事に。