辺野古土砂運搬、反対派が抗議も再開 玉城デニー知事は「あり得ない」反発 (産経 8/22)

沖縄県名護市安和(あわ)の国道で6月、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設に対する抗議活動をしていた女性がけがをし、
警備中の男性が死亡した事故を受けて中止されていた埋め立て用土砂の運搬作業が22日、名護市で再開された。
現場付近では反対派の市民らがプラカードなどを掲げ抗議した。

午前7時ごろ、土砂を積み降ろしする作業場となっている名護市の安和桟橋では、歩道をふさぐように40人以上の警備員が整列。
抗議する市民らを通さないよう、ネットを広げてバリケードをつくるなどした。
歩道付近では「辺野古新基地NO」と大書されたプラカードを市民らが掲げるなどしたが、午前9時ごろ、県警機動隊が排除した。

県によると、防衛省沖縄防衛局から21日に再開する旨の連絡があった。
県側は、事故の原因究明や再発防止が済むまで作業を再開しないよう求めており、玉城デニー知事は22日、県庁で
「一方的な通知での再開はあり得ない。県と協議すべきだ」と述べた。