「新兵は敵を撃つことを嫌がり、基本的な戦闘動作すらできない」東部戦線において訓練不足の新兵によってウクライナの領土が喪われている。

ウクライナはクルスク州で攻勢に出ているが、東部戦線では貴重な領土を失い続けている。その背景に新兵の質の低下がある。

「彼らは戦闘態勢の敵を見ても撃たない。だから死ぬ」前線の大隊指揮官は言う。ドネツク州の重要な兵站ハブであるポクロウシク近隣の土地の喪失は、訓練不足の新兵に理由があると。
この都市が陥落すればウクライナの戦線は揺らぎ、ドネツク州占領というロシアの目標に近づく。露軍は10kmまで迫る。

ウクライナで最近徴兵された新兵は、侵攻直後に集まった戦士たちには程遠い。前線の兵士や指揮官は、新兵が基礎的訓練すら欠いていると言う。
前線の部隊では、よりよい選抜と訓練のため、独自に募兵活動をすることを考え始めている。

ウクライナによる奇襲はクレムリンが軍事的リソースの分散を余儀なくさせると期待させたが、いまのところポクロウシクへの前進は揺らいでいない。
ロシアは人的資源の優位と、小さな目標のために大きな犠牲も厭わない姿勢のため、大きな損害を出しつつも同市の東と南東から着実に接近している。