洋上防空と言えば、イージスシステム艦込みでフルスペックのイージス艦を12隻に増勢し、DDやFFMにも
かってのミニイージスやそれ以上の防空能力を持たせようとしているうみじや、同じくフルスペックのイージスを
6隻に増勢し、新型のフリゲートにも相応の防空能力を持たせているウリナラ海軍と比べると、台湾海軍の
洋上防空能力は今だ90年代のレベルに留まっているんですよな。

ハイエンドの旧キッド級DDG4隻にしても、米海軍からお下がりした後は大規模改装をしておらずイージス以前の
水準に留まっているし、数的主力のペリー級FFG10隻にしても単装ランチャーから発射するSM-2のままだから、
到底中国海軍によるSSMの飽和攻撃には対応できません。

2020年代後半には遥かに高性能な新型フリゲート艦が順次就役する事になっていますが、それらの数が揃うまでに
台湾海峡有事が起きずに済む保証はありません。