>>79
基本的にウクライナが単独で和平交渉を行うとすれば、
つまり支援者であるNATOに対し独立した権限を発揮するとすれば、
それは内容以前にNATOの全面的敗北であり、
NATOの存亡を脅かすことになる

なぜならNATOが関与する政府・反政府勢力は
思うがまま支配できるという強みこそが
世界の各政府(と反政府勢力)に対してNATOの力を誇示し、
世界各地の戦乱のイニシアチブを握れる根拠となっているから
(反政府勢力がNATOによって命令される限り和平が成り立たなければ
政府はNATOに従わざるを得ないし、反政府勢力もしかり)
だからウクライナには絶対に和平交渉させない

ロシアにとって必要なのはこの構図のゲームチェンジになる
構図の限界は結局ウクライナの中でもNATOや西側から利益を得られるのは
支配層である一部の住民だけで、
ほとんどの国民は西側から投資があろうが支援があろうが
富はすべて支配層に吸い取られるので無関係という構造があること
ただ支配層である限りは西側から莫大な利益を得られるのだから
ウクライナ内の支配層交換でこれを解決するのは難しい
例えばゼレンスキーが別の誰かに変わったとしても、
そいつに利益を与えれば誰もが第二のゼレンスキーになる

このゲームチェンジはウクライナの戦況も含めたあらゆる要素が影響する
しかし少なくとも、もっとも妥当なのは、この「戦い」が
ゲームチェンジするとすれば、ロシア単独の戦いではなく、
ロシアを含んだ世界的な同盟の意向にロシアが沿うということだろう
その場合の意向は複雑になり、表面的な表出で確認するのは困難になる