>>26
米帝は元々モンロー主義で南北アメリカの外への興味が薄かったのだが、国力が着いて来ると国是の「明白なる運命(世界征服)」心が疼きだし、WW1、WW2と美味しいタイミングで軍事介入を繰り返して欧州の利権を削り自分に付け替えてきたんよ。嫌味なシミュレーションゲーマーは”WW2最大の侵略者は米帝”と評してるほどだ。ソ連は米帝と世界を山分けした格好だが代償は2700万の死者と焼野原で喜べるもんじゃなかった。また、多くの衛星国を得たものの脅すだけではついてこないから毎年莫大な援助をしたんでこれが最終的にソ連の首を絞め上げて冷戦ギブアップ、ソ連崩壊へとつながった。親分が脅すのも食わすのもギブをしたとなれば東欧が米欧に取り込まれたの当然である。ま、食わせてくれると思ったら喰われたってところも大きいのだけど。

 さてそんなわけで米帝が戦後も欧州に基地を設け様々な枠組みで関与したのはもちろん善意ではなく欧州を逃がさず食い物にするために過ぎぬ。
>アメリカが対露のバランサーで頼りになる存在であったから、自国が損しても一緒に沈んでくれた
なる見立ては余りにも甘ちゃんすぎる。
 米帝がウク戦争を強引に引っ張り出したのはロシアへの嫌がらせだけでなく、EUとロシアの経済関係を断つためだし、EUと中国の関係を疎遠にするため。そして経済貿易軍事的に米帝に依存させるため。米帝の引力から逃げられないようにしたいという腹が底意にある。EUはより弱くより米帝に従わざる得なくなった。