>>309 >315
第一に、第1の異議申し立ての却下は、
この問題が長年ロシアが紛争と認識していたことを確認することで、
逆説的にウクライナもまたロシアとの紛争にあったと認識していたことを
確認している

これは「ロシアはジェノサイドを主張してこなかった」という
従来のウク信の主張とは反するICJの見解で、
両国が国際的に長年それを争っていたことが明確化された

次に第3の異議申し立ての却下は、
申立書の「合法的にいかなる行動も取ることはできない」と
「ジェノサイド条約に根拠がない」ことを裁判所が認定するのは、
陳述書の「ジェノサイド条約の1および4条に違反する」ことと
同一であることを確認しているが、これはウクライナによる
ドネツクとルガンスクへの武力行使と自国への領土併合宣言は、
それが国際法に違反する場合にジェノサイド条約の1および4条に接触し得ることを
確認したことでもある

従って、ICJのこのような確認は、自動的に、ウクライナは
ロシアによる特別軍事作戦の軍事介入と、ドネツクとルガンスクの承認を、
ウクライナによるドネツク・ルガンスクへの侵攻と、ドネツクとルガンスクの自国領土化と比べた時に、
自国がジェノサイド条約の1条および4条に違反しておらず、
ロシアは違反していることを証明しなければならなくなったということだが、
はっきりいって無理がある