大石英司先生がおブログで
「第一報を聞いて、当然われわれはみんな、LIFTかATTだろうと思ったわけです。
ところが、どっちでもなかった。おったまげーなお話で、私は4回くらい聞き直したほど。
なぜ米帝がそんな案件を持ち込んで来たのかさっぱり解らない。
たぶん空幕も困惑したと思うし、官邸官僚はどうしてそんなものをスルーしたのかも解らない。
(中略)
米空軍のパイロット養成が、T-7の遅延でいろいろ悲鳴が上がっていることは
事実なれど、そんなことは最初から解っていたはずで、何を今になって騒いでいるんだ?
という感想しか持ち得ない。いずれにせよ、今更日本が参画する余地はないし、
今現在、T-7を全力開発中なのに、それと競合することになるXT-4を日米で共同開発しましょう! 
なんてのも全くあり得ないお話です。
一方のATTは、今それがあればお買い得。日本もF-35の訓練の多くをATTで代替できればコスト
低減に繋がるし、これは将来、GCAPがものになった時にも、養成や訓練費用の低減に貢献する。
私はたぶんこちらの話だろうなと思っていたのだけれど、それ以前の話だった。
で、この話が将来、XT-4や、ATTの話に変わる可能性はあるのか? 可能性はある。
というか、空幕としては、せめてそっち方向へと話を持っていくしかない。
どういう経緯で米空軍なりあちらのメーカーさんがねじ込んできた話かはともかくとして、
そうするしかない。もとの話が、普通そんなもん、いちいち共同開発するような代物じゃないでしょう? 
という案件だから。この乗り物ニュースの記事は、現状ではミスリードです。
このお話のちと異常な所は、米側から続報が全く出て来ないのね。
ひょっとしたら、米側にとっても実は寝耳に水の話で、何かぶち上げようと思った外野が、
よく調べもしないで、官邸に持ち込んだ可能性すらある。米空軍にとっても、寝耳に水だったかもしれない。
米空軍と空幕で、「この火消しはどうしようか?」とお話が上がっていても不思議ではない。」
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冒頭の「LIFTかATTだろうと思ったわけです。ところが、どっちでもなかった。」
というのは、T-7Aでは共同開発にならんしATTに相当する機体は米帝には無いのでよくわからんという話です。
まあ普通の反応でしょう