全学連はこの一年、プーチン・ロシアのウクライナ侵略に反対する反戦闘争を全力でおしすすめてきました。
多くの学生がこの闘いに起ちあがり、たたかいながら学び、論議し、そして考えてきました。
 こうした昨一年間の全学連のなかでの論議にもとづいて、ここでは学生の質問に革マル派代表が答えるというかたちで、新入生のみなさんにぜひ考えてほしいことをまとめてみました。

Ⅰ 軍事大国ロシアの軍隊はなぜ弱いのか

Q ロシア軍がウクライナへの侵略を開始してから、一年と一ヵ月になります。
 昨年の十二月頃から、ロシア軍はウクライナ全土にミサイルを雨あられと撃ち込んで、電気・ガス・水道などの施設を破壊しつくし、また集合住宅・病院・学校なども廃墟にしました。
 ウクライナの人々は極寒の冬を無事に過ごせるのかと、とても心配しましたが、彼らはなぜ耐えられたと思いますか?

A 彼らは、とても我慢強いだけでなく、お互いを助け合う精神がとても強いのだと思います。
 プーチンが悪逆非道の限りを尽くせば尽くすほどに、ウクライナの人々は、「プーチンを絶対に許さない」という怒りの炎を燃えあがらせています。ある世論調査によれば、九〇%近いウクライナの人々が「勝利の日までたたかう」と述べているとのことです。