会談終了後、トランプ氏とゼレンスキー氏はそろってFOXニュースに出演した。
トランプ氏が公正な合意は可能であり、迅速に行えるとの考えを繰り返す一方で、ゼレンスキー氏は
ロシア軍をウクライナから完全に撤退させる必要があると明言した。

トランプ氏は「多くのことを学んだが、我々はふたりともこの戦争を終わらせたい、公正な取引が成立
することを望んでいるという立場は変わっていないと思う」と語った。
トランプ氏は「プーチン大統領は戦争を止めたいと望んでいると確信している。これは良い組み合わせだ。
だから、我々は誰にとっても公正な取引をしたい」と続けたが、「公正」という言葉で何を想定している
のかと問われると、「それを言うのは時期尚早だ」とかわした。
「私には私の考えがあり、ゼレンスキー大統領も間違いなく自分の考えを持っているはずだ。ただ、公正な内容にする必要がある」とも述べた。

ゼレンスキー氏はプーチン氏がウクライナ領土を侵略したことを指摘しながら、これに同調した。
「この戦争は始めるべきではなかった。プーチン氏が多くの人を殺害したことが問題だと思う。
もちろん、我々はこの戦争を止めるよう彼に圧力をかけるためにあらゆることをする必要がある」とゼレンスキー氏は語った。

トランプ氏は、ゼレンスキー氏が「これは決して起こるべきではなかった戦争だ」ということを
「最もうまく言った」と述べ、今後の両氏の再会談は「十分に起こり得る」と語った。