ASEAN各国、アジア版NATOへの根強い警戒…中国との関係考慮「受け入れるのは難しいだろう」
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インドネシア紙ジャカルタ・ポストは5日、中国がASEAN各国の主要な貿易相手国になっていると言及し、
「ASEANが必要としているのは信頼できる貿易・経済パートナーとしての日本だ。
地域の緊張を悪化させるだけの軍事同盟国ではない」と報じた。
国際関係に詳しいベトナムの専門家も「ベトナムは(地続きの大国である)中国を怒らせる選択肢を選ばない。
もしアジア版NATOが提案されれば、巧妙に参加を拒否するだろう」との見方を示した。
タイ政府高官は「石破氏のアイデアは斬新で興味深いが、地域の緊張を高める恐れがある。
バランス外交を基本とするASEAN各国が受け入れるのは難しいだろう」と指摘した。

これがアジア版NATOなどという代物の現実。
当該国が挙って否定的な反応を示すあたり、実現性に乏しい机上の空論にしか過ぎんのだ。
そもそも既に自由で開かれたインド太平洋構想という、政治経済軍事理念などを包括した枠組みがある中で、
殊更軍事に限定した別の枠組みを作る必要性が無い。