永田町襲撃の容疑者宅からポリタンクやガラス瓶など押収 現場では高圧洗浄機で噴射も
産経 2024/10/20 00:04

東京・永田町の自民党本部と首相官邸が襲撃された事件で、警視庁公安部が19日夜、公務執行妨害容疑で現行犯逮捕した
臼田敦伸容疑者(49)=埼玉県川口市=の自宅を捜索した。
公安部によると、パソコンやタブレット端末、ポリタンク1個、ガラス瓶25個入りの段ボールなどを押収。
中身の解析を進め、思想的な背景や火炎瓶などの製造、入手方法の解明を進める。

臼田容疑者は19日早朝、自民党本部に火炎瓶を複数回投げた上、警備用の防護柵に車で突入。
降車して発煙筒のようなものを投げ、車内に戻って何らかの方法で内部を焼いたところで取り押さえられた。
その際、自民党本部では機動隊の車両の一部が焼損。隊員3人がのどの痛みを訴えているという。

また、自民党本部で火炎瓶を投げ始める前に高圧洗浄機のようなもので周囲に液体を噴射していたことも捜査関係者への
取材で判明。
臼田容疑者が取り押さえられた後、現場に残っていた約20(固)のポリタンクの中身は大半がガソリンだったという。

臼田容疑者と同居する父親によると、容疑者は反原発活動に取り組んでいたほか、選挙の供託金制度に不満を持っていたという。