ウクライナ大統領、トランプ氏を「停戦は危険」とけん制 ロシアの北朝鮮兵死傷も明かす

ゼレンスキー氏は、6日にトランプ氏と電話会談したことに触れたうえで、「トランプ氏は早急に
戦争を終結させたがるだろうが、実現するとはかぎらない。ロシアは非常に複雑な敵だ」と述べた。
さらに、「戦後のことを考えずに停戦を主張するのは無責任」「停戦を提案するのは、
北大西洋条約機構(NATO)へのウクライナ加盟に反対する指導者だ」と口調を荒らげた。
オルバン氏を念頭に置いた発言だ。

ゼレンスキー氏はまた、ロシアに派遣された北朝鮮兵にも言及した。1万1千人が露西部
クルスク州で戦闘に加わり、損失が出ていると指摘。「政治的圧力を加えなければ、
北朝鮮は派兵の数を増やすだろう」と予測した。