そもそも西側にはロシアを完全に打ち負かす気がなかったから。
下手にロシアを負けさせすぎると、核兵器の使用や拡散など、今後の世界秩序への影響が大きすぎた。
戦争をエスカーションさせすぎずに終結させることが目的だった。
戦争はウクライナの負けロシアの勝ちだけど、ロシアも侵略戦争なんてしなければ良かったと思う程度にはダメージを与えるというミッションだった。

ただ支援開始当初は、ロシアのグダグダっぷりが散見され、西側が支援すればウクライナはもっと勝てると思っていた。
しかし、ドローンの活躍により塹壕戦がメインの泥仕合になり、単純な砲弾生産能力が重要視される戦場になってしまった。
大国同士の戦争を想定していなかった西側はこの戦争が終わった後、砲弾が無駄になることから生産量を増やせず、逆にロシアは専制政治の利点を生かして生産数を増やすことに成功した。
結果、西側全部を足してもロシア一国の砲弾生産力に劣るという事態になってしまった。

こうして西側の想定よりもウクライナは負けることになったが、所詮西側にとっては、ロシア人と旧ロシア人が殺し合ってるのだから、ウクライナの領土がどうなろうが知ったことではないのである。

彼らの目的はウクライナというロシアの敵国を存在させたまま、エスカーションさせずに終戦させること。
その目的は達成されつつあるように思う。