ASM-3(改)の軽量化方法は3Dプリンタの適用による構造重量削減が表向きの説明だけど
試作仕様書を見比べる限りではどうも誘導制御装置の合理化も一役買っている模様
具体的には無印で言うオートパイロット・慣性装置・高度計の機能を統合演算装置に集約し小型化している
書類上の重量は無印150kg以下に対し改は約80kg

ちなみに統合演算装置に機能集約してできた空間には無印に無かったUTDC受信機が追加される
UTDCは発射からシーカロックオンまでの間の目標の移動により終末捜索・目標選択・同時弾着に支障が出るのを防ぐためのものなので
これが追加されたのは発射からシーカロックオンまでの飛翔時間が伸びるからだと思われる
と言うことは無印からの射程延伸はUTDCの追加を必要とする程度には強烈なのだろう

なおASM-3(改)のUTDCは12式能力向上型と違って衛星経由の受信機能しかなく航空機の対空無線機との双方向通信はできない