RYBARが最も酷評しているのはHTSにアル・ムジャンジラット基地を占領されたことで
「シリア軍はドローン攻撃を受けて基地から逃げ出し、反撃を試みてみたものの足場を築くことが
出来なかったため基地周辺から撤退してしまった」

特に興味深いのは「シリア政府軍が好んでいた戦術がドローンの登場で機能しなくなった」と言及している点だろう。
“シリア政府軍は反政府組織の攻撃を受けると後方の陣地に退却、放棄した陣地を占領した敵に
砲撃を浴びせて退却に追い込んでから「陣地を取り戻す」という戦術を好んでいたものの、反政府組織は
ドローンを使用して後退するシリア政府軍を追跡し攻撃を加えてくるため従来の戦術が機能せず、さらに
シリア政府軍は塹壕を掘ることを好まないためドローン攻撃に対して脆弱で、ドローンの性能や能力にも
無知なため、ドローンが爆弾を投下するだけで「大砲の射程内に捉えられた」と思い込んで陣地を放棄し、
敵は防衛ラインに生じた穴に飛び込んで来る

要するにHTSはウクライナとロシアの戦争からドローンを使用した攻撃方法を学び、ドローンによる空からの
攻撃でシリア政府軍の戦術を逆手にとり「退却」を誘い、ドローンで強化された戦場認識力で防衛ライン
に生じた穴を察知して突破口を開いているという意味で、シリア政府軍がドローンの脅威を軽視していた
ためHTSの成功が大きなものになってしまった可能性が高い。


政府軍にはバカしかいなさそう。RYBARを軍事顧問に雇ったらどうだ