引き返せなかった太平洋戦争への道
満州事変で覚えた「うまみ」、生活よくなり戦争は「善」に
ps://news.yahoo.co.jp/articles/25699938a0e80b657f5d0c5490138a79ba5f61cd?page=3

失業者が増え、農村の娘の身売りまで横行する暗い社会にあって、
外国の軍隊に勝ち、領土が広がる。

世論は急速に陸軍を支持し、大半の政党人がそれを追認する。
メディアも戦意高揚の記事を書き、部数を増やす。 
皆が戦争のうまみを覚えてしまったのです。

戦争は大型公共事業のようなものです。
続けるためにどんどん財政出動する。

金は市中に流れ、デフレからインフレ状態となります。
32年度の一般会計歳出実行予算の規模は20・2億円。
前年度比34・7%の大幅増でした。
その中心は軍事費である「満州事件費」2・9億円です。
軍需産業の興隆が起こり、都市では景気が回復し、日本は世界恐慌からいち早く脱出します。

生活がよくなったので、戦争は悪ではなく善。
陸軍はその立役者です。
軍・産業・メディア・国民、それぞれの「成功体験」が、
日中戦争、ひいては日米開戦へとつながっていきます。

その起点である37年7月の盧溝橋事件の際、
国民は、満州事変のように、戦果と好景気を期待しました。
そして、すぐ終わると。