>>82

2024年11月18日
ポール・アダムス外交担当編集委員(ドニプロ)、キャサリン・アームストロング、BBCニュース(ロンドン)
ロシア軍は17日、ウクライナ各地にミサイルとドローン(無人機)による空爆を実施した。この「大規模」攻撃はウクライナの電力インフラを標的にしたものだと、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領は述べた。
首都キーウやドネツク、リヴィウ、オデーサなど複数都市が標的となり、少なくとも計10人が殺害された。
ウクライナ最大の民間電力会社DTEKは、複数の火力発電所が「大きな被害」を受け、停電が発生したと発表した。

「今年8回目」の電力インフラへの大規模攻撃

DTEKは今回の攻撃について、ウクライナのエネルギー施設を標的とした大規模攻撃は、今年に入ってから8回目だと声明で述べた。また、2022年2月にロシアがウクライナへの全面侵攻を開始して以降、DTEKの施設は190回以上攻撃されていると付け加えた。
ウクライナ当局は今回の攻撃について、ロシアが冬の到来に合わせて送電網を消耗させようとして、連携作戦を開始したのではないかと懸念している。
全面侵攻が始まって以来、すでに繰り返し厳しい冬を耐えてきたウクライナの人々は今また、冬に備えている。
www.bbc.com/japanese/articles/cp3n8jwp7lwo