ギルキンが何者なのか、もちろん最初は誰も知らなかった
ギルキン・ギーヴィ・モトローラは、いきなりドンバスに現れたんだ
当時は、モトローラは戦車隊長でこっちのほうが映像的に衝撃が強かったからこっちが注目された
ロシア軍のマークと塗装をしたロシア製の戦車がドネツクに出現し、勲章をたくさんつけた謎の軍人がのってニヤニヤ笑っていた


だからギルキンはあんまり目立つ存在でもなかった
彼は、普通に調べた場合はロシア軍の軍人という記録しかなかったはず
まぁ本物の秘密警察だったんだから分かるはずがない


どこかの時点でギルキンは自分がFSBの将校だって言い始めたんだけど、それがいつかは知らない
当時の記録は日時がはっきり示せるものが少ないので

一番の謎は、なぜかれは命を狙われないのかという点だけどね ひょっとしたらこういうガス抜きもロシアの政治的な技術の一つなのかもしれない
すべてを秘密にはしないみたいな