戦間期の帝国海軍はドイツ海軍と違ってディーゼル導入には及び腰だった。
これが1941の自殺的対米開戦の背景だった。
蒸気タービン機関は、いったん冷やしてしまうと、運転再開までに
半日以上もかかってしまうから、軍港内で敵の奇襲に慌てたくなければ、
停泊中も常に罐圧を維持していなくてはならない。
だから、何もしなくても重油が減ってしまい、ジリ貧に向かうのだ。