【ウクライナ交渉の受容可能な具体案 ロシアは未受領=露外務次官】

ウクライナや西側から出る交渉早期開始の声明について、ミハイル・ガルージン外務次官(前駐日ロシア大使)はスプートニクにこう述べた。次官は、西側が自分に必要かつ有利な雰囲気の創生のために出したと受け止めるべきだと語っている。

ガルージン外務次官の声明の主旨:

〇ロシアは具体的提案は未だに受け取っていない。声明に実際の行動の裏付けがない。
〇ウクライナ政権は非合法に存在。この法的な阻害要因も未解決。
〇危機の根本原因は2つ。1つがNATOの拡大。2つ目はウクライナにおけるロシア系民族とロシア語を話す住民の権利の侵害。
〇この2つの原因が除去されぬうちは、紛争は一時的な停戦や凍結にとどまり、再開は避けられない。

「我々は対話に対して、一貫して開けた姿勢をとり、危機を真に公正で包括的かつ最終的な解決を支持する。だがそれは、その根本原因を根絶しなければ達成できない」ガルージン外務次官はこう述べている。