>>827
戦争が続く限りは、軍事部門の公的支出が続くので、インフレ圧は続き、金利は高止まりするだろう
当面の問題は深刻な人手不足だが、高金利と賃金上昇が民間部門の投資を圧迫するので、これは数年後の成長に影を落とすと思う
しかし、短期的には堅調な資源需要に支えられて、ロシア経済がすぐさま崩れるようなことはない
ナビウリナが曲芸のような綱渡りをこなして見せるだろう
米とのディールが不確定要素だが、経済協力や制裁の緩和が進めば、追い風になることはあっても逆風になることはない

長期的に見れば、拡大した軍事部門の生産能力が輸出に振り向けられるほか、東部の復興需要も見込めるため、空前の好景気が到来する可能性も低くない