XF9いじり=次期戦闘機への採用が決まらず搭載型開発作業に注力しない場合に実施するとされていたさらなる研究

「XF9-1は飛行機に搭載して飛ばすところまでは想定していないので、来年の3月までで一旦終了です。
しかし引き続きやっていくことはいろいろあります。将来の戦闘機はこのエンジンを使うということが決まれば、
そちらの作業に注力するんですが、もしそれがまだ決まらないのであれば、このエンジンを使ってもっと効率を
上げられないかとか、さらなる研究をすることになります。」
防衛装備庁 航空装備研究所 エンジン技術研究部長 郄原雄児

「戦闘機用エンジン適合性向上」事業について聞いた内容
説明員の方は実際事業に絡んでいる方だったのでGCAP周りとの絡みを聞いてみたのですが、やはりXF9-1をいじる事業と
GCAPエンジンは別で進んでいる感じな感はありました
その方もGCAPに「これ(XF9-1)がそのまま積まれることはないんじゃないか」と仰っていましたね
これはエンジン事業の話から離れますが、GIGOが具体化してきたあたりから次期戦闘機系のチームはかなり独立した管理に
なってきているとのことで、実際UAV系の事業やエンジン系の事業の方に聞いても「あんまりあそこ(次期戦闘機)のことは
わからないんです」と答えられることが多いです
機密管理という面もあるとは思いますが、共同開発という形もあり、かなり出す情報に気を遣っている印象で、ここ数年のシンポジウムでも
戦闘機関連と思しき事業の展示も聞いてみるとATLAの独立した事業でGCAPとはあまり絡みがないというパターンだったりします