「革命的設計の新型旅客機」実現へ前進か!? 型破り設計のウラに多くのメリット 米大手航空が客室設計主導へ
乗りものニュース 3/11(火) 8:12配信

デルタ航空がベンチャー企業「JetZero」と提携し、今日の旅客機とはまったく異なる外観をもった「革命的なフリート(機材)」の開発に取り組むと
2025年3月に発表しました。 どのようなものなのでしょうか。

【画像】思わず二度見! これがデルタ航空とタッグの「革命的な旅客機」全貌と客室です
https://pbs.twimg.com/media/GVcgh4EX0AATLZr.jpg:large

JetZeroでは翼と胴体が一体化し、まるでエイのような形状をもつユニークな「混合翼」の形態を採用した飛行機の開発を進めています。
このことで“胴体も翼の役割を担う”ことができるために空気抵抗を大幅に削減。
これにより小さいエンジンでも飛行が可能になり、その結果、燃料消費量と排出量を現行の一般的な旅客機と比較して、半分に削減することが
できるとしています。

胴体も現代の旅客機のような筒型ではない事から、客室の面積を広げる事ができ、乗員・乗客の居住性もアップする他、手荷物の収納スペースも
大型化するとのこと。
また、客室内の通路を増やせることなどから、ターンアラウンドタイム(到着から折り返し便出発までの時間)も削減できるそうです。

また、この機はエンジンの設置場所もユニークで、胴体最後部の上にエンジンを載せるような形状となっています。
先述のとおりエンジンそのものも小型化できることに加え、この設計の採用で騒音がかなり低減できるとしています。

JetZero機の初飛行は2027年に予定されており、デルタ航空はこの機の商業的な実現可能性を高めるため、社内の「サステイナブル・スカイズ・ラボ」
を通じ、運用の専門知識の提供や客室設計の主導などを行うとのことです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3cf5d1792d6b0a57e27878714fd459f8dcd119f4

こういうのはぜひ実現して欲しいな。

現用ジェット旅客機の基本形は60年以上前にB-707(KC-135)がデビューして以来あまり変わらないままだったのだから。