イギリス国防省は20日、SNSに3年前にロシアがウクライナへの軍事侵攻を始めて以降、ロシア軍の死傷者がおよそ90万人にのぼったと投稿しました。

このうち死者は20万人から25万人と分析していて、第2次世界大戦以降、最大の損失だとしています。

そのうえで、「ロシアのプーチン大統領と軍の指導部は、国民やエリート層の戦争への支持に悪影響を与えず、兵士の損失を補うことができるかぎり、高い死傷率を容認するつもりでいることはほぼ確実だ」と分析しています。

また、プーチン政権は比較的貧しい地域出身の少数民族の命をあまり重視していないため、軍への勧誘活動はこうした地域に集中しており、首都モスクワなどの都市部のスラブ系ロシア人で軍に入る人は非常に少ないと指摘しています。

www3.nhk.or.jp/news/html/20250321/k10014755861000.html