ウクライナ、スムイ州長官を解任へ ロシアの主張裏付ける発言で

【AFP=時事】ウクライナ政府は15日、北東部スムイ州の軍事行政長官の解任に踏み切った。長官は同州で起きたロシア軍の攻撃が軍の会合を狙ったものだったと示唆してロシア側の主張を裏付け、批判されていた。

スムイ市では13日、ロシアの弾道ミサイル2発が着弾し、35人が死亡、100人以上が負傷た。

この攻撃中に軍の表彰式が行われていたことを認めるかのような発言をし、批判されていたスムイ州のウォロディミル・アルチュフ軍事行政長官について、政府は解任する動きだと当局者がソーシャルメディアで明らかにした。

匿名でAFPの取材に応じたウクライナ政府高官は、アルチュフ氏の解任が今回の発言に関連していることを認めた。

アルチュフ氏は公共放送に対し、表彰式に「招待」されたが、自分が企画したわけではないと述べていた。

ロシア大統領府(クレムリン)は14日、スムイ市への攻撃は軍司令官の会合を標的にしたと述べ、ウクライナが民間人を「人間の盾」として利用していると非難した。

先の高官は、アルチュフ氏が「非常にさえない管理者」であることは以前から明らかだったと述べ、「彼は本当にやらかした」「今回の話はまさに悲劇的な最後の一撃となった」と付け加えた。【翻訳編集】 AFPBB News

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