ウクライナ・ロシア協議が決裂、トランプ大統領の関心は散漫 -WP
米国はプーチンの戦争に対する正当な解決策を見つけることを「無視」するだろうか?

ヴィトコフは木曜日、プーチン大統領との会談で浮上した交渉枠組みをウクライナと欧州の首脳に提示した。しかし、安全保障問題に関してロシアへの譲歩があまりにも多く含まれていたため、ウクライナと欧州の当局者は難色を示したと関係筋は語った。ブルームバーグ・ニュースの金曜日の報道によると、ロシアは現在占領している5つの地域を掌握し、ウクライナはNATOへの加盟を禁止されるという。

ヴィトコフ氏の現行のパッケージは、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領にとって受け入れ難いものとなるだろう。しかし、最大の難題は、米国による安全保障上の保証が含まれていないように見える点かもしれない。ウクライナは、米国の「バックストップ」なしで、欧州諸国からの支援を受けながら自力で生き延びなければならないとみられる。

欧州当局者らは、アメリカの支援がなければ、和平合意後のウクライナを守るには軍事力と情報機関の支援だけでは不十分だと私に語った。欧州諸国は、ロシアの全面攻撃を抑止できるだけの兵力も近代兵器も持っていない。停戦を監視し、将来のロシアの侵攻への対応を調整するために必要な指揮統制システムも欠いている。

ヨーロッパにとって最も重要な問題は情報だ。キエフは先月、ゼレンスキー大統領から譲歩を引き出すために米国による情報支援が6日間停止されたが、なんとか乗り切った。しかし、もしそれがもう1週間続いていたら、ウクライナ当局は悲惨な結果を招いただろうと考えていると言われている。

トランプ大統領がウクライナ和平仲介への関心を薄れさせていることは、ヨーロッパやアジアにおけるアメリカの同盟国が米国の安全保障の信頼性にますます疑問を抱く大きな理由となっている。ヨーロッパ諸国にとって、これは存亡に関わる問題だ。

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https://www.washingtonpost.com/opinions/2025/04/18/ukraine-russia-peace-talks-trump-rubio-zelensky-putin/