アメリカは生き続けるだろう......。
たとえ、外の世界から完全に孤立してしまっても。
アメリカの国土は充分ひろく、人口も適正で、資源はゆたかであり、高度な教育と科学技術を擁し、産業は巨大で社会は高度に組織化されている......。
アメリカはたった一国でも生きのびるだろう......。

小松左京の「アメリカの壁」が著された70年代後半であれば国際分業など現在の比でなく、アメリカ国内に弱電自動車重厚長大といった産業基盤が存在しており孤立主義も叶ったかもしれません。
今となってはアメリカがどこまで自前主義を取れるのか、どのように国際社会と折り合いをつけていくのか見ものですねぇ