次期戦闘機とFCAS(テンペスト)構想は開発アプローチが全く異なる
日本の次期戦闘機は大型の機体のパワーと搭載能力の余裕を攻撃任務にも振り向ける古典的手法
かつてのF-4EやF-15E,旧ソ連のSu-27といった大型の制空・防空戦闘機に攻撃能力を付加するコンセプト
それに対してFCAS(テンペスト)は出来るだけ小型の機体を最初から多機能にするコンセプト
F-18やラファール、タイフーンやF-35といった比較的小型なマルチロール機と同じコンセプト
出来るだけ小型という制約があるから脱着式ウエポンベイとかも検討する必要があった
日本の次期戦闘機は高高度・高速戦闘能力の獲得を目指してるから、超音速でのミサイル発射を想定してウエポンベイを試作した
それに対してイギリスはマルチロール性能だけなので、超音速域での兵器射出は重視していないのか、ポットンウエポンベイしか試作しなかった
機体サイズだけでなくウエポンベイの開発姿勢からもコンセプトが全く異なる