>>370
実際アメリカ太平洋艦隊は日本の艦艇造修能力や後方支援機能なしでは立ち行かないし(特にハワイ以西の西太平洋方面)、
日本ほど気前よく思いやり予算を拠出し続けている国も無いのだから、日本との軍事協力関係を強化するメリットこそあれ、
日米安保を解消し在日米軍とその基地を撤廃するなんて、削減できる予算に比して米軍が被る打撃と損失が桁違いに大き過ぎて
全く引き合わない・・・

と言う事を第一次トランプ政権時に、当時の安倍総理から辛抱強くレクチャーされトランプも納得したはずですけどねぇ。

流石に第二次トランプ政権でも、日本に防衛費増額圧力をエスカレートさせこそすれ、在日米軍撤退を「脅しのカード」としても
チラつかせる様な事は言ってこないし、バイデン政権末期に出ていた在日米軍司令部機能の格上げも、第二次トランプ政権の
予算削減計画の一環でチャラにされたと報じられ、日本側の不信と不安を招きましたが、その件は後にヘグゼス国防長官自身が
来日して「あれは不確かな情報と憶測が独り歩きしただけのデマだ」と明言し、司令部機能の強化は予定通り進めると釈明。

<独自>ヘグセス米国防長官訪日の裏舞台 在日米軍強化は当初から揺るがず (産経 4/12)
(前略)
対中抑止の強化を重視するヘグセス氏は、就任当初から「早期に日本を訪問したい」意向を周囲に伝え、日米同盟を重視していた。

ところが3月中旬、NBCテレビやCNNテレビがトランプ政権が進める国防費見直しで在日米軍の強化計画を中止する可能性があると報道。
これを日本メディアが大きく取り上げたため、日本政府内で米側への疑心暗鬼が生まれた。

日米は、陸海空自衛隊を一元的に指揮する「統合作戦司令部」の3月発足に合わせ在日米軍司令部を統合軍司令部に再構成し、自衛隊との
連携を強化する計画を進めており、計画が見直されることへの懸念が湧き上がった。

しかし、実態は国防費見直しの検討候補になり得る項目が羅列された資料に在日米軍の強化が含まれていただけで、ヘグセス氏に
在日米軍司令部の体制強化を停止する意向はなかった。
米政府関係者は、独り歩きする報道に動揺する日本政府に対し「なんでそんなに心配するんだ」と伝えたという。(後略)
https://www.sankei.com/article/20250412-25YJKCD2UNIRJBOUPPE37PW4QI/