>>773
・前回のイースター停戦のウクライナによる違反が、準備期間がないという口実を西側とウクライナに残したから、今回は充分な準備期間を取った。もし西側が期間までに停戦の監視体制を構築しない、あるいは無視するのであれば停戦を望んでいない証明になる。

・西側としてはロシア主導の停戦を認めるわけにはいかない。西側以外、つまり非紛争当事国の国際的な世論がロシアを擁護している以上、「停戦に前向きな西側と消極的なロシア」という構図が欲しい。30日の停戦の監視体制を容易するのは72時間よりもはるかにコストがかかり、それを引き受ける国がない以上、不可能である。

・ロシア側は停戦について、前線の膨大な距離を誰が監視し、その違反の責任を誰が取るのかを問題にしていることを思い起こそう。それを解決し、ウクライナがロシアと同条件となる動員の停止を行う場合、停戦に応じるとしている。一方、西側は「監視は必要ない」として「無条件の30日間の停戦」を要求しているという隔たりがある。