>>192の続き
大手企業が巨額を投じた「人工古城」も例外ではありません。

市中心部にあるこちらの人工古城は広さ20万平方m以上、およそ500億円が投じられました。
明から清の時代をイメージした設えで、2021年から営業を始めたといいますが、既に閑散としています。

「ここは風が無いからバドミントンにちょうどいい」

中国メディアによると、当初は年間およそ100億円の売り上げを見込んでいましたが、現実には累積債務が100億円以上に。
収入源だったショーやアトラクションは休止が続いています。

近くにあった別の人工古城でも…

警備員「入れないよ、まだ開業してない」

関係者によると、こちらは不動産不況の影響で資金繰りが悪化。完成を前に工事はストップし、オープンできない状態が続いているといいます。

市民「私が思うに、計画が不十分なんです。似たような施設がいくつもある。(廃れたのは)コロナのせいじゃないよ」

「愛国」で統制を図る習近平指導部。「国潮」という愛国ブームをもたらした一方で、人工古城はその影の部分を映し出しているのかもしれません。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1e804a38e6f5f25cb94e4f5cf4a005ee8c20114f
https://www.youtube.com/watch?v=_ace4ugA6bg

中国では2010年代にイケイケドンドンで作りまくった大量のマンションや高速鉄道施設の多くが使われる当てもないまま廃墟化しているのは
すでに周知の事実ですが、同時期に復古調愛国ブームを当て込んで中国全土に作られまくった古典中国式テーマパークも、コロナ禍によって
その多くが経営破綻し人工古城ならぬリアル廃城に。 

幾ら人口が多くてもこんなのを2800か所も作ったら、コロナ化が起きなくてもいずれ行き詰まっていたぞと。