滑走路延長で強化進む福岡・築城基地 騒音や米軍常駐化に懸念の声
毎日新聞 4/17(木) 10:45配信

防衛省が、航空自衛隊築城基地(福岡県築上町など)で進めている滑走路延長工事で、基地の機能強化が進められている。
緊急時に米軍機を受け入れるための整備で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の返還に向け日米両政府が2013年に合意した8条件の一つ。
築上町、行橋市、みやこ町の地元3市町は自衛隊との共存共栄を掲げておりいずれも容認の構えだが、住民からは米軍の常駐化を懸念する声も上がる。

「緊急時使用の訓練が、騒音増大につながるのではないか」。
九州防衛局が22年5月、京築地域4カ所で開いた住民説明会では、出席した住民からこうした声が相次いだ。
当時、説明会を聞いたという基地南東に隣接する築上町今津自治会の元会長、大石良一さん(70)は
「現状の自衛隊機の訓練でも騒音はひどい。 滑走路を延長しても騒音被害は特に増えないと説明されたが、本当にそうなのか。
実際に米軍機が来れば飛行回数は増えるだろうし、実際にどうなるかは未知数だ」と不信感をあらわにする。

九州防衛局の説明によると、現在の滑走路(2400メートル)東側の公有水面約21ヘクタールを埋め立て、300メートル延長する。
これにより、普天間飛行場の滑走路と同じ長さになり、戦略輸送機C−5など米軍の大型機の離着陸が可能となる。2024年9月に着工した。

◇緊急時を「一概に答えること困難」

緊急時の受け入れに備え、基地機能の強化は既に完了している部分もある。
駐機場3万平方メートル▽燃料3000キロリットル分の地中式タンク
▽鉄筋コンクリート造りの弾薬庫600平方メートル▽同4階建て宿舎延べ4100平方メートル――。
受け入れは米兵約200人、戦闘機12機、輸送機1機を想定する。だが、肝心の頻度や時期、どのような場合が緊急時を指すのかについては
「一概に答えることは困難」と言葉を濁す。(後略)
https://news.yahoo.co.jp/articles/0a9bdefab6e6715059b3549f6ab97cf41fc36068

築城基地の基地機能も着々と強化されているそうでヨシヨシ!