>>173
極論に走って事実をごまかすことしかできないジェノサイド擁護派は哀れ也。
まず、「戦争を仕掛けた側が人口密集地に入り込めば一切手出しできなくなる」などというのは、稚拙なすり替えにすぎない。
国際人道法(特にジュネーブ諸条約および追加議定書)は、「手出しできない」と規定しているのではない。
軍事目標が人口密集地に存在していても文民の保護義務は解除されず、むしろ民間人の存在により一層厳格な攻撃判断と被害最小化の義務が課されるのが現代国際法の枠組みである。

「避難命令を出したから攻撃していい」という論法も通用しない。
避難命令が現実に即して安全な回避行動を保障できるものでなければ、その“命令”に意味はない。
実際、ガザでは避難経路が封鎖され、指定避難地域が爆撃され、通信遮断によって情報伝達も困難になった。
非戦闘員が安全に避難できる方法をすべてつぶしておきながら、「避難命令は出している」と嘯く国のどこが人道的か?
また、「必要な措置は取った」と言うなら、なぜ国連職員や国際NGO、医療スタッフまでもが数百人単位で死んでいるのか?
なぜユニセフやWFPが「これほど危険な戦闘地帯はない」と警告しているのか?
この現実が、イスラエルの主張する“努力”が空虚な自己正当化に過ぎないことを如実に示している。

そして最後の「戦場に留まるなよ民間人」という言葉、これこそが加害者による責任転嫁の典型的パターン。
封鎖によって逃げ場を奪い、生活圏すべてを戦場化しておきながら、逃げない方が悪いと責める。
これはまさに集団懲罰の思考であり、ジュネーブ第四条約が最も強く禁じているジェノサイド思考である。

人道主義や国際法をいくら謳ったところで、内実を全く伴っていないジェノサイドでしかないため、国際的に非難されているというのが現実だ。
そして、そのジェノサイドを閣僚自身が宣言したのに、言い逃れの余地は無い。
いつまでもジェノサイドを擁護していないで、無理筋の理論は損切りしなければ見苦しくなるだけだ。