https://jp.reuters.com/business/technology/35WH7RBZ2BLT7FCRFGUJQQWMSU-2025-05-06/
エヌビディア半導体の対中不正輸出に対策法案、米議員が提出へ
2025年5月6日午後 4:03 GMT+9

[サンフランシスコ 5日 ロイター] - 米下院のビル・フォスター議員(民主党)は、エヌビディア(NVDA.O)製などの
人工知能(AI)半導体の販売後の所在を追跡できるようにする法案を数週間内に提出する方針だ。

米国の輸出管理法に違反してエヌビディア製半導体が中国に不正に輸出されているとの報告に対処する狙いで、
半導体を追跡する構想には与野党双方が支持を示している。

素粒子物理学者だったフォスター氏によると、半導体を販売後に追跡する技術は容易に入手可能で、
多くは既にエヌビディアの半導体に組み込まれている。ロイターが取材した専門家も同様の見方を示した。

フォスター氏が提出する法案は、半導体を追跡し、輸出許可の下で認められた場所にあることを確認することと、
輸出許可の下で認められていない場合は半導体の起動ができないようにすることを規制当局に指示する内容。