竹の搭載していたレーダーの制式名称は、「二号電波探信儀二型改四スーパーヘテロダイン式受信機付」
というもので、大変安定的に稼働し、1944年8月に採用されたばかりでした。

この22号電探改4型は、自己監査装置が取り付けられて更に動作が安定し、射撃管制装置と連動すれば、
対水上射撃用電探の代用として使用できるとして、小型艦艇含め、ほとんどの艦艇に装備されたようです。

最終的に生産台数は約1,000台に達した記録が残っています。
性能としては、波長10cm、出力2kW、重量1,320kg、測距精度500m/測角3度の精度でした。

この僅か10日後、重巡洋艦「妙高」も1944年12月13日の深夜、レーダー射撃によって、米潜水艦に命中弾を与える等、
実戦での戦果も更に追加されました。