>>935
別に技研電波研究部第一科は味方識別装置開発の訓令を受けていたんだから、実現の為の要素技術であるマグネトロンの開発を進めるのは当然の話だろ マグネトロンが射撃レーダーと繋がったのは41年の話だ 合わせて個人として電波測距器の検討をしていたメンバーがいたのも当然の話 隣の陸軍は昭和11年から大々的に電波探知機の開発を進めていて、昭和14年と言ったら超短波警戒装置甲の装備化検討に入っている段階なんだから
それに昭和14年の艦本機密第3609号の要求は探知距離10キロで使用するのは濃霧夜間とされているのだから航海用の見張りレーダーを想定した要求で当然射撃レーダーでも無い
問題は帝国海軍が何時から正式に電探兵器の開発に着手して装備化の予算をつけたかで、それが昭和16年の官房機密6911号だって話だよ
ドイツ海軍が昭和8年から英国空軍が昭和10年から帝国陸軍も昭和11年から電探兵器の開発に正式着手していたのに帝国海軍だけが正式に開発スタートしたのが大きく遅れた
何故そうなったかと言えば昭和11年に艦本が闇夜の提灯発言で技本の谷中佐の提案を却下してしまったからだって話だよ